研究課題/領域番号 |
16K11071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
田邉 一成 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (80188359)
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研究協力者 |
池宮城 雅子
石井 保之
石井 瑠美
奥見 雅由
尾本 和也
勝俣 陽貴
川口 絵美
神澤 太一
雑賀 寛
長谷川 純平
平井 敏仁
福田 洋典
宮入 聡
山川 貴史
横尾 隆
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 同種異系キメラ誘導 / 移植 / 免疫寛容 / タクロリムス / エベロリムス / 制御性T細胞 / 心臓移植 / 免疫誘導 / Tacrolimus / Everolimus / 臓器移植 / 調節性T細胞 / 免疫抑制剤 |
研究成果の概要 |
我々が報告したLiposomal alpha-galactosylceramideによるナチュラルキラーT細胞活性化とCD40-CD40リガンド遮断を利用したマウス同種異系キメラ誘導においてタクロリムス(TAC)及びエベロリムス(EVL)の併用が与える影響を検証した。免疫抑制剤は骨髄移植7日後まで継続したが、その後TAC併用マウスでは経時的にドナー細胞が拒絶された。一方でEVL併用マウスでは長期に混合キメラが維持された。この現象はTAC併用マウスではEVL併用マウスに比較して骨髄移植7日後の脾臓に含まれる制御性T細胞が少なく、同細胞の免疫制御能も低下していたことに起因していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫寛容の確立は臓器移植患者における免疫抑制剤の永続的内服を不要とするだけでなく、自己免疫性疾患の根治治療にも応用可能である。しかし、臨床応用を考慮すると、移植後初期の拒絶反応を抑制するため従来の免疫抑制剤の一時的な併用は必須と考えられる。本研究では我々の報告した免疫寛容誘導モデルを用いて、免疫抑制剤が及ぼす影響を明らかとし、免疫寛容誘導における免疫抑制剤使用の在り方について意義深い提案ができたと考えられる。
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