研究課題/領域番号 |
16K11076
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大塚 紀幸 北海道大学, 医学研究院, 助教 (00447046)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 胎盤 / NK細胞 / NKG2D / 虚血再灌流障害 / トロホブラスト / 虚血 / NKG2Dリガンド / Rae-1 / uNK細胞 / 酸化ストレス / 生殖医学 / Uterine NK細胞 |
研究成果の概要 |
胎盤の形成には種々の免疫細胞が関与しており、uNK細胞が重要な働きを占めている。本研究では、NK細胞の主要な活性化レセプターであるNKG2Dとそのリガンドの役割とメカニズムを解析した。胎盤の組織再構築には、緩徐な低酸素状態の関与が考えられている。マウス皮膚虚血再灌流モデルを援用した検討により、NKG2Dシステムが炎症の制御と組織再構築に寄与していることが分かった。胎盤形成において低酸素や灌流不均衡が誘導因子としてNKG2Dシステムが関与している可能性が考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎盤の形成不全や機能不全は胎児発育に直結することから、生殖医療において胎盤の形成機構の解明は重要課題の一つとなっている。本研究では、NKG2Dシステムが胎盤形成に寄与していること、その機構には低酸素状態が関与していることを示した。今後さらに、胎盤形成のNKG2Dシステムを介した免疫調整機構を解析していく。これらの研究成果によって、胎盤機能を維持促進する治療への応用が期待される。
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