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着床不全症例における子宮内膜への低反応レベルレーザーの効果と機序に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K11094
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関大分大学

研究代表者

河野 康志  大分大学, 医学部, 准教授 (40274758)

研究分担者 奈須 家栄  大分大学, 医学部, 教授 (30274757)
楢原 久司  大分大学, 医学部, 教授 (60211447)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
キーワード着床 / 不妊症 / 子宮内膜 / 脱落膜 / ケモカイン / 低反応レーザー / レーザー
研究成果の概要

子宮内膜におけるlow level laser therapy (LLLT)の応用の可能性について検討した。子宮内膜間質細胞ならびに脱落膜化細胞ではPAR-1 tetherd ligandの添加でERK-1/2のリン酸化、ケモカイン産生の増加ならびに細胞走化性の促進が確認された。さらにLLLTの照射によりERKのリン酸化が認められた。
子宮内膜の脱落膜化により細胞機能が変化し、生理活性物質の産生調節に関与し、着床機構に何らかの影響を及ぼす可能性が示唆された。LLLT照射においてもERKを活性化したことより、物理的刺激による細胞内情報伝達分子の活性化が着床不全の治療に応用できる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

着床不全症例に対して、脱落膜化による細胞内情報伝達系の活性化が妊娠成立に重要であることが確認できたが、低反応レベルレーザーも同様の細胞内情報伝達系の活性化を引き起こすため、着床不全の治療に応用できる可能性が示唆される。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Decidualization modulates a signal transduction system via protease-activated receptor-1 in endometrial stromal cells.2018

    • 著者名/発表者名
      Goto K, Kawano Y, et al
    • 雑誌名

      Am J Reprod Immunol

      巻: 80 号: 5 ページ: 682-685

    • DOI

      10.1080/01443615.2017.1397610

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] レーザーと生殖医療の関わり  生殖細胞を取り巻く環境へのLLLTの効果2018

    • 著者名/発表者名
      河野康志
    • 学会等名
      第30回日本レーザー治療学会(シンポジウム)
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] Epidermal Growth Factor Receptorを介した脱落膜化子宮内膜間質細胞の細胞機能調節2018

    • 著者名/発表者名
      後藤香里、河野康志、他
    • 学会等名
      第35回日本生殖免疫学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 子宮内膜間質細胞の脱落膜化におけるEpidermal Growth Factor Receptorを介した細胞機能調節2018

    • 著者名/発表者名
      後藤香里、河野康志、他
    • 学会等名
      第23回日本生殖内分泌学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 生殖医療領域におけるレーザーの役割2017

    • 著者名/発表者名
      河野康志
    • 学会等名
      第29 回レーザー治療学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 子宮内膜間質細胞の脱落膜化におけるプロテアーゼ活性化受容体 (PAR)-1 を介した細胞機能調節の変化2017

    • 著者名/発表者名
      後藤香里、河野康志、他
    • 学会等名
      第21回日本生殖内分泌学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 1)子宮内膜間質細胞の脱落膜化におけるプロテアーゼ活性化型受容体(PAR)-1を介した妊娠維持に向けた細胞機能調節の変化2017

    • 著者名/発表者名
      後藤 香里、河野康志、他
    • 学会等名
      第12回日本生殖再生医学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 脱落膜化子宮内膜間質細胞のプロテアーゼ活性化型受容体(PAR)-1を介した細胞機能調節2017

    • 著者名/発表者名
      後藤 香里、河野康志、他
    • 学会等名
      第62回日本生殖医学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 子宮内膜間質細胞の脱落膜化におけるプロテアーゼ活性化受容体 (PAR)-1 を介した細胞機能調節の変化2016

    • 著者名/発表者名
      後藤香里、河野康志、河邉史子、甲斐由布子、宇津宮隆史、楢原久司
    • 学会等名
      第34回日本生殖免疫学会
    • 発表場所
      神戸国際会議場(兵庫県神戸市)
    • 年月日
      2016-12-02
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] ヒト子宮内膜における脱落膜変化に伴う生理活性物質の変化2016

    • 著者名/発表者名
      後藤香里、河野康志、河邉史子、甲斐由布子、宇津宮隆史、楢原久司
    • 学会等名
      第61回日本生殖医学会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
    • 年月日
      2016-11-03
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] ヒト子宮内膜における脱落膜変化に伴う生理活性物質の変化2016

    • 著者名/発表者名
      後藤香里、河野康志、河邉史子、甲斐由布子、宇津宮隆史、楢原久司
    • 学会等名
      第34回日本受精着床学会
    • 発表場所
      プリンスホテル(長野県北佐久郡軽井沢町)
    • 年月日
      2016-09-15
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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