研究課題/領域番号 |
16K11102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
菊池 昭彦 岩手医科大学, 医学部, 教授 (10280942)
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研究協力者 |
小山 理恵
岩動 ちず子
金杉 知宣
名取 徳子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | スペックルトラッキング / Velocity vector imaging / 胎児心臓壁運動解析 / スペックトラッキング / 胎児心機能 / 胎児異常 / 胎児発育不全 / 胎児先天性心疾患 / 双胎間輸血症候群 / 出生前診断 / Velocity Vector Imaging |
研究成果の概要 |
本研究では、velocity vector imaging (VVI)を用いて、 まずは正常胎児の妊娠期間における心機能変化を明らかにした。妊娠14週以降の正常胎児31例を対象に心臓超音波検査を施行し、VVIで両心室における1)longitudinal velocity、2)strain、3)strain rateを解析した。結果は以下の通りである。1)両心室で妊娠経過に伴い、収縮期・拡張期ともに増加した。特に自由壁基部と中部で増加した。2)、3)妊娠週数による変化はなかった。 本研究により正常胎児のVVI指標を得ることが出来た。今後、胎児心機能障害の診断に寄与する可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、同一の正常胎児の妊娠経過中に複数回心臓超音波検査を行い、妊娠経過に伴う心機能変化を継時的に評価した。このことにより、1人の胎児に対しては妊娠期間中に1回だけ検査した結果を多数の胎児に対して集計した既存の報告と比較し、バラつきの少ないデータを得ることが出来た。本研究で得られた結果は、胎児心機能評価の礎となり、先天性心奇形の早期発見や胎児発育不全の児娩出時期決定に寄与する可能性がある。
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