研究課題/領域番号 |
16K11113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
吉江 幹浩 東京薬科大学, 薬学部, 講師 (50434014)
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研究協力者 |
田村 和広
井坂 惠一
西 洋孝
小島 淳哉 (石川 源)
久保田 海雄
米川 涼
千葉 翼
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | PGRMC1 / 脱落膜化 / 胎盤形成 / 子宮内膜 / 子宮内膜細胞 / 栄養膜細胞 / プロゲステロン受容体 / ノンゲノミック作用 |
研究成果の概要 |
本研究では、妊娠成立・維持に不可欠である子宮内膜間質細胞の脱落膜化、内膜腺の成熟化、胎盤形成における非古典的なプロゲステロン受容体として知られるプロゲステロン受容体膜構成因子1(PGRMC1)の役割について解析した。その結果、月経周期の分泌期における時期特異的なPGRMC1発現の低下が、胞胚受容能の獲得(着床に向けた内膜の変化)を促進させること、また、PGRMC1は胎盤形成における栄養膜細胞の分化にも寄与することを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来より知られている妊娠の成立・維持におけるプロゲステロン受容体に加え、非古典的プロゲステロン受容体として位置づけられているPGRMC1が、受精卵(胞胚)の着床に向けた子宮内膜の受け入れ準備や妊娠時の胎盤形成に関与することを明らかとした。これらの知見は、生殖生理におけるPGRMC1の重要性を示唆するだけでなく、婦人科系疾患の治療標的として発展する可能性がある。
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