研究課題/領域番号 |
16K11117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
西澤 春紀 藤田医科大学, 医学部, 教授 (80367698)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | pre-eclampsia / placenta / RNA sequencing / intron retention / 循環器・高血圧 / 遺伝子 / 次世代高速シークエンサー / トランスクリプトーム |
研究成果の概要 |
妊娠高血圧症候群は,周産期領域における重篤な疾患の一つとして知られているが,胎児・胎盤の娩出以外に有効な治療法が確立されていないため,早期の診断法の開発が急務である。今回,妊娠高血圧症候群の胎盤に対して,次世代高速シークエンサーを用いた新たなトランスクリプトーム解析であるRNA sequencingによる解析を行ったところ,これまでの網羅的発現解析では明らかとなっていない新規転写産物やスプライシングバリアントを同定することが可能であった。本研究結果から得られた新たな知見により,妊娠高血圧症候群や胎盤形成不全の発症機序に関するや診断および治療法の開発に向けた大きな貢献が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠高血圧症候群は,周産期領域における重篤な疾患の一つとして知られていますが,発症機序や予防法は確立されていません。今回,遺伝子の塩基配列を高速に読み出せる最新の次世代高速シークエンサーという装置を用いて解析を行ったところ,これまでの研究では明らかとなっていない遺伝子産物や翻訳過程を明らかにすることが可能でした。本研究結果から,妊娠高血圧症候群や胎盤形成不全の発症機序が明らかにされるとともに新たな診断および治療法の開発が期待されます。
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