研究課題/領域番号 |
16K11143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
安井 敏之 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (40230205)
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研究分担者 |
松井 寿美佳 徳島大学, 病院, 助教 (00622888)
苛原 稔 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (20160070)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 周閉経期 / 男性ホルモン / 副腎 / 脂質代謝 / DHEA-S / 卵巣 / コルチゾール / DHEAS / 下垂体 |
研究成果の概要 |
周閉経期において DHEA-Sは一過性の増加、C/DHEA-S比は一過性の低下を示した。HRTによってDHEA-S は有意に減少し、わずかなE2の増加でDHEA-S は有意に減少した。コルチゾール(C)は、投与前高値群では有意に減少し、低値群では有意に増加した。不規則月経群ではCはTC,TG,LDL-Cと正の相関傾向、HDL-Cと負の相関傾向を認め、C/DHEA-S比はTGと有意な正の相関を認めた。 FSHは閉経後に著しい増加、中等度、わずかな増加に分かれ、閉経早期ではBMIや年齢が低いほどFSHが高かった。アンドロステンジオールは、周閉経期に男性ホルモンやCとと有意な正の相関を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗肥満や抗糖尿病作用が報告されているDHEA-Sは周閉経期に一過性の増加を示し、HRTによるわずかなエストロゲンの増加で低下することから、エストロゲンと副腎の間に密接な関係が存在する.更年期障害でコルチゾール(C)が高い女性には精神症状改善の点からHRTは有用であり、Cが低い女性では副腎機能を正常に保つことが示唆された。C/DHEA-S比は代謝の重要な指標になる可能性がある。FSHは閉経以降にばらつきを認め増加の程度によって分かれ、卵巣だけではなく、他の臓器との関連も示唆される。また、弱いエストロゲンと認識されているアンドロステンジオールは精神症状や脂質代謝と関連がある可能性が示された。
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