研究課題/領域番号 |
16K11145
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
田代 浩徳 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (70304996)
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研究分担者 |
片渕 秀隆 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (90224451)
齋藤 文誉 熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (20555742)
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研究協力者 |
山口 宗影
マヒナ マンズール
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 子宮内膜癌 / POLE変異 / リンパ球浸潤 / エストロゲン / エストロゲン代謝産物 / 婦人科腫瘍学 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
日本人におけるPOLE変異子宮内膜癌の頻度ならびに遺伝子変異部位を明らかにした。これまで報告されている欧米人の発生頻度より低く、日本人特有の遺伝子変異部位も異なっていた。発癌過程を病理学的に検討し、前がん病変である異型増殖症を経るものの、低分化の類内膜癌を呈することを明らかにした。これまでエストロゲン依存性と考えられてきたタイプⅠの性格を持つものの、高分化を呈するタイプⅠと異なり様々な遺伝子変異により低分化を呈することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで日本人におけるPOLE変異子宮内膜癌は、不明な点が多かった。本研究の報告により、日本における発症頻度ならびに日本人特有の遺伝子変異部位を明らかにした。さらに、発癌機構の一部を解明したことは、今後日本のみならず全世界におけるPOLE変異子宮内膜癌の診断、治療の個別化、免疫治療の選択において、極めて有用であり、学術的意義ならびに社会的意義が大きいと考えられる。
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