研究課題/領域番号 |
16K11154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
阪埜 浩司 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70265875)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 子宮内膜癌 / 異常メチル化 / miR-663a / メトホルミン / 子宮体癌 / EDN2 / ジエノゲスト / リンチ症候群 / MMR遺伝子 / エピミューテーション / エピゲノム / メチル化 |
研究成果の概要 |
(1)腫瘍部において異常高メチル化を認める子宮内膜癌患者と認めない子宮内膜癌患者の末梢血DNAにおける遺伝子プロモーター領域のメチル化をゲノムワイドに比較した結果、Differentially Methylated CpG (DMC) およびDifferentially Methylated Region (DMR)としてmiR-663aを同定した。 (2)プロゲスチン製剤および2型糖尿病薬を併用することにより、子宮内膜癌細胞に対し殺細胞効果が認められることをin vitroおよびin vivo実験にて明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)腫瘍部において異常高メチル化を認める子宮内膜癌患者は、正常細胞においても一部の遺伝子に異常メチル化を認めた。正常細胞における異常メチル化が癌のフェノタイプに寄与する可能性が示唆された。今後、癌の予防や早期発見に繋がる結果と考えられる。 (2)本研究において抗癌剤としての有用性を検討した薬剤は、既に他の疾病に対し処方されているため、安全性や副作用の情報が蓄積されている。新規の抗癌剤開発にかかる時間短縮・費用削減など、臨床応用されれば意義は大きいと考えられる。
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