研究課題/領域番号 |
16K11160
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
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研究分担者 |
早川 智 日本大学, 医学部, 教授 (30238084)
相澤 志保子 日本大学, 医学部, 准教授 (30513858)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 腟上皮細胞 / サイトカイン / 抗微生物ペプチド / HIV複製 / T細胞 / HMGB1 / Lactobacillus crispatus / 再上皮化 / HIV 複製 / NK細胞 / 不活化細菌菌体 / 菌体成分 / 共培養 / 細菌 / 免疫応答 / T 細胞 / 婦人科学 / HIV / 細菌性腟症 |
研究成果の概要 |
本研究では腟上皮細胞が免疫学的機能を持つことに着目し、細菌性腟症の原因となる細菌の菌体成分や代謝物質等が腟上皮細胞に与える影響について調べることを目的とした。腟上皮細胞株と菌体成分とともに培養し、グラム陽性菌と陰性菌では腟上皮細胞が産生するサイトカインや抗微生物ペプチドが異なることが示唆された。上記の腟粘膜細菌共培養上清をNK細胞株NK-92MIに添加し、サイトカイン産生パターンを認めた。DNA 結合タンパク質HMGB1がT細胞におけるHIV複製を増強することが示唆された。また腟細菌叢優位菌種の一つであるLactobacillus crispatusが腟の再上皮化を加速することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この成果によって、腟内細菌叢優位菌種であるL. crispatusが腟上皮細胞の腟粘膜の恒常性と堅牢性の維持重要であることが示唆され、腟上皮粘膜を通じてのHIV感染に対する腟内常在菌の感染防御的役割の理解が深まった。
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