研究課題/領域番号 |
16K11165
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
|
研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
田中 良道 大阪医科大学, 医学部, 講師 (10625502)
|
研究分担者 |
林 正美 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (00551748)
大道 正英 大阪医科大学, 医学部, 教授 (10283764)
恒遠 啓示 大阪医科大学, 医学部, 講師 (70388255)
田辺 晃子 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70454543)
佐々木 浩 大阪医科大学, 医学部, 講師 (80432491)
寺井 義人 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90278531)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | CD24 / EMT / lipid raft / 化学療法抵抗性 / 卵巣癌 / 子宮内膜癌 / MET / CD24 / EMT / 婦人科悪性腫瘍 / GPIアンカー型タンパク質 / ラフト形成 / 婦人科癌 / GPIアンカー型蛋白質 |
研究成果の概要 |
婦人科悪性腫瘍(卵巣癌、子宮内膜癌)において、GPIアンカー型タンパク質であるCD24が上皮間葉系転換や化学療法抵抗性、予後と強く相関していることを見出した。また子宮内膜癌においてCD24は細胞膜上でlipd raftを形成し、pMETをリクルートすることで細胞内へシグナルを伝達し、PI3K/Akt経路、MAPK経路を活性化させている。また薬剤耐性関連因子であるABCトランスポーターの発現を上昇させ化学療法抵抗性を獲得していることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
婦人科悪性腫瘍(卵巣癌、子宮内膜癌)において、細胞膜上に存在するGPIアンカー型タンパク質であるCD24の発現上昇が上皮間葉系転換や化学療法抵抗性、予後と強く相関していることを見出した。またCD24がいかにして化学療法抵抗性を獲得しているかを解明した。本経路を阻害することができれば化学療法抵抗性を解除し、治療成績の向上へとつなげることが可能となる。今までとは異なる機序での治療につながることから本研究結果は有意義なものと考える。
|