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メニエール病の病因としてのアレルギーの関与に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K11173
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関東京大学

研究代表者

江上 直也  東京大学, 医学部, 講師 (10505895)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2017年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワードメニエール病 / 内リンパ水腫 / アレルギー / ヒスタミン / ロイコトリエン
研究実績の概要

メニエール病の病理組織学的特徴は内リンパ水腫であり、アレルギー・自己免疫・ウイルス・遺伝・水代謝異常など種々の因子が原因として考えられている。吸入アレルゲンや食物アレルギーに起因するメニエール病患者とアレルギーに関する臨床症例についての報告がなされている。本研究では全身感作によるⅠ型アレルギー性内リンパ水腫動物を作成し、内リンパ水腫形成へのアレルギー関与の分子生物学的な病態解明を目的とした。
2,4-dinitrophenylated(DNP) Ascarisによる全身感作アレルギーモデル動物を作成し、形態学的に標本作製の過程で脱水処理等の操作を必要としないimaging画像撮影手法について検討した。光干渉断層像(Optical Coherence Tomography, OCT)は赤外光を用いて非侵襲的に生体組織などの不透明な構造物の断層画像を得る方法である。OCT画像にてアレルギー性内リンパ水腫形成されていることを確認した。肥満細胞のケミカルメディエーターであるヒスタミン及びロイコトリエン受容体の内耳における局在について免疫組織化学的に検討した。内リンパ嚢においてヒスタミンH1,H2,H3の各レセプター、ロイコトリエンCysLT receptor type 1のレセプターの局在を免疫染色により確認した。2,4-dinitrophenylated(DNP) Ascarisによる全身感作後、ロイコトリエン受容体及びヒスタミン受容体の内リンパ嚢での定量的研究をウエスタンブロット法にて検討したが、再現性のある結果を得ることはできなかった。しかしながら蝸牛血管条の基底細胞にロイコトリエンCysLT receptor type 1のレセプターの局在を免疫染色により確認した。このことより血管条においても内リンパ嚢と同様、内耳の免疫反応機構を担っている可能性があると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] A new animal model for Meniere's disease2017

    • 著者名/発表者名
      江上直也
    • 学会等名
      IFOS 2018
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2018-12-17  

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