研究課題/領域番号 |
16K11175
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
岡本 昌之 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 講師 (90464057)
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研究分担者 |
山田 武千代 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (70283182)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 顔面神経麻痺 / 軸索伸長 / DISC1 / 顔面神経 / 遺伝子治療 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
DISC1を強発現した神経細胞においては、軸索長は69.1μmであり、コントロールの神経細胞と比べて(平均55.2μm)有意に軸索の長さが長くなることを確認した。Endo-binding protein3(EB3)を用いて可視化した微小管重合動態においては、DISC1の強発現においても、有意な変化は認められなかったが、DISC1の発現量増加によって微小管先端における微小管安定化分子の機能亢進がおこり、その結果として軸索伸長を促進したということを示唆していると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顔面神経麻痺の治療において、麻痺が高度な場合は早期に適切な治療を行っても治癒に至らない症例や後遺症が残る症例が存在する。このような高度麻痺例の 予後改善のためには神経障害部位においてワーラー変性を来した神経の新たな軸索伸展および再髄鞘化を促すことが重要である。軸索伸展 において重要な働きをするタンパクであるDISC1を遺伝子導入によって顔面神経軸索再生治療を行えるようになれば、顔面神経麻痺の治癒率向上に寄与するものとなる。
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