研究課題/領域番号 |
16K11182
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
廣瀬 敬信 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (80555714)
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研究分担者 |
菅原 一真 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20346555)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 内耳保護 / ゼブラフィッシュ / 側線器 / 有毛細胞 / 内耳障害 / 側線器有毛細胞 / 難聴 / 聴覚医学 |
研究成果の概要 |
水流を感知するセブラフィッシュの側線器は構造的、生理学的に内耳有毛細胞と酷似する。利点として、側線器有毛細胞が体表面にあるため、解剖の必要がなく、可視化が非常に容易である。今回我々は、シナプスによる音響障害モデルを作成するために、ゼブラフィッシュ側線器有毛細胞の音響障害モデルを作成した。超音波発生装置を用いて、様々な周波数、出力で行ったところ、低周波数、高出力ではキャビテーション現象が起こるため稚魚自体を障害したが、高周波数、低出力にて稚魚を障害することなく、側線器有毛細胞を障害する事が可能であった。このモデルにて漢方薬等のスクリーニングを行なった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有毛細胞の可視化が容易であるゼブラフィッシュ側線器有毛細胞の音波障害によるモデルを作成したことにより、様々な薬物の音響障害モデ作成が可能となった、これらモデルを用いて、様々な薬物のスクリーニングを行い、漢方薬等に保護効果が見られた。今後このモデルを用いて様々な薬物をスクリーニングすることにより、イヤホンや騒音による難聴等からの内耳保護薬物を同定することができると考えられる。
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