研究課題/領域番号 |
16K11185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
羽藤 直人 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (60284410)
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研究分担者 |
山田 啓之 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (00403808)
岡田 昌浩 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (20512130)
鵜久森 徹 愛媛大学, 医学系研究科, 准教授 (80512128)
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研究協力者 |
上甲 智規
木村 拓也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 顔面神経 / 再生医療 / 栄養因子 / DDS / 顔面神経麻痺 / 神経再生 / 冷却刺激 / 単純ヘルペスウイルス / 神経科学 |
研究成果の概要 |
末梢性顔面神経麻痺は、神経障害が高度となれば予後不良であり、後遺症が必発となる。高度麻痺例に対しては、神経の再生を促す必要があるが普遍化には至っていない。そこで、耳鼻科外来で簡便に治療が可能、合併症が少なく、治療効果が高い治療法の開発を模索し、徐放化栄養因子の鼓室内投与を着想した。局所冷却による再現性のある高度顔面神経麻痺モデルの作製に成功し、bFGFの徐放化投与による顔面神経麻痺再生の観察を行った。組織学的、電気生理学的に神経再生の評価を行ったところ、コントロールに比べ、bFGFの徐放投与では顔面神経麻痺が早く改善し、後遺障害も少なかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
顔面神経麻痺は高度となれば後遺症が必発であるが、新しく低侵襲な顔面神経の再生治療法を動物実験で確立した。経鼓膜的に鼓室内に徐放化栄養因子を投与すれば、高度に障害を受けた顔面神経麻痺モルモットが早く良好に回復した。この方法は臨床応用が可能で、今後は臨床試験の準備を行う予定である。
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