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温度応答性培養皿を利用した真珠腫上皮シートの作製と真珠腫の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K11195
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関獨協医科大学

研究代表者

田中 康広  獨協医科大学, 医学部, 教授 (40266648)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード再生医学 / 細胞・組織 / 組織・細胞
研究成果の概要

ヒトより採取した中耳粘膜より温度応答性培養皿を用いて、人工中耳粘膜シートを作製した。さらに外耳道皮膚より採取されたkeratinocyteとECMからなる鼓膜上皮層にあたる鼓膜上皮シートを作製し、人工中耳粘膜と融合させて人工鼓膜を構築させた。この人工鼓膜は電子顕微鏡での観察および免疫組織学的に正常鼓膜と類似する構造であることが確認された。この人工鼓膜を用いて真珠腫モデルの作製を試みたが、ケミカルメディエーターやサイトカインの刺激のみでは、真珠腫の発現を誘発することは出来なかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

真珠腫の病態解明に関する研究は、これまでほとんどが術中に採取した真珠腫の検体から組織標本を作製し、標本内における各種サイトカインや増殖因子等の発現について検討する手法が主体であった。真珠腫上皮細胞を組織として構築し、各種サイトカインやケミカルメディーターを作用させてその反応をみた研究は今までに存在しない。そのため、本研究の成功は真珠腫の病態解明を行ううえで、in vitroで真珠腫の組織的な反応を捉えることが可能となり、研究のバリエーションが大きく広がる。結果としては不十分な内容で終了したが、今後も本研究を継続し、真珠腫の研究に貢献する所存である。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 中耳手術における最近のトレンドと今後の展望2018

    • 著者名/発表者名
      田中康広
    • 学会等名
      日本耳鼻咽喉科学会福井県地方部会 第33回学術講演会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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