研究課題/領域番号 |
16K11231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター(臨床研究センター) (2017-2019) 大阪大学 (2016) |
研究代表者 |
花本 敦 地方独立行政法人大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター(臨床研究センター), 臨床研究センター, 医長 (20625917)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 甲状腺癌 / FDG-PET / ワールブルグ効果 |
研究成果の概要 |
甲状腺癌の予後予測因子として糖代謝について検討した。まず現在糖代謝の検査として保険適応となっているFDG-PETに関して検討を行った。この結果においては術前のFDG-PETにおいて集積の程度を表すSUVmaxや腫瘍代謝容積が大きいものは予後は不良であることが示された。更なる検討として摘出標本の免疫染色を施行した。Glucose Transporter 1, Lactate Dehydrogenase A, Monocarboxylate Transporter 4, Fatty acid synthetase,Ki-67に関して検討したが集積の程度での優位な染色の程度の差は認めなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
甲状腺癌はハイリスク群とローリスク群に分けられ、ローリスク群は甲状腺葉切除+D1郭清、ハイリスク群は甲状腺全摘+頸部郭清+ヨード治療が推奨されている。しかし、両群ともに該当しない症例も多くあり、治療指針に関しては各施設にゆだねられている。この両群ともに該当しない症例をさらに細分化して、より正確な個別化治療ができることが望まれる。今回の研究でのFDGの集積の程度で更なる治療法の細分化ができる可能性がある。
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