研究課題/領域番号 |
16K11249
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
河田 了 大阪医科大学, 医学部, 教授 (40224787)
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研究分担者 |
栗栖 義賢 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (30319529)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 耳下腺癌 / 顔面神経 / HER2 / AR / 生存率 / 新規治療 / 個別化治療 / バイオマーカー / 悪性度 / リンパ節転移 / EGFR / 外科 |
研究成果の概要 |
耳下腺癌を対象にHuman epidermal growth factor receptor type 2(HER2)およびAndrogen receptor(AR)の発現を検討した。HER2は陽性例が15例、陰性例が92例であった。それぞれの発現と生存率を検討したところ、HER2ARともに陽性例では予後が著しく不良であった(p<0.001)。HER2とARの発現は予後と相関しており、抗HER2(トラスツズマブ)あるいは抗AR療法の可能性を示唆しており、今後の耳下腺癌における新規治療として期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
耳下腺癌の予後は必ずしも良好ではなく、現状では手術以外に有効な手段がない。また顔面神経が耳下腺内を走行しており、その温存・切除により術後の生活の質(QOL)を大きく左右する。今回の研究において耳下腺癌に対して、新規薬物治療を探ることが、生命予後だけでなく患者のQOLに大きく貢献できると考えている。耳下腺癌に対する個別化治療を目指す。
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