研究課題/領域番号 |
16K11256
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 九州大学 (2017-2018) 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター) (2016) |
研究代表者 |
若崎 高裕 九州大学, 医学研究院, 助教 (10608871)
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研究協力者 |
益田 宗幸
大森 裕文
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 頭頸部癌 / エピジェネティック / 癌幹細胞 / SOX2 / YAP1 / CD44v7 / 頭頸部扁平上皮癌 / lncRNA / non-coding RNA |
研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌の臨床検体で癌幹細胞が多く存在する癌先進部において、YAP1とSOX2の核内同時発現が顕著であった。これにCD44v7を加えた、免疫染色での三重共発現は予後不良因子であることを示した。さらに、頭頸部扁平上皮癌において、ストレス誘発性のYAP1の活性化がSOX2と協調し、エピジェネティックリプログラミングを介してステムネスの獲得に寄与することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭頸部扁平上皮癌癌における発癌進展に寄与すると考えられる分子に関して臨床検体での予後と関連するデータ及び、基礎実験においてその分子の作用機序の一部を解明した。頭頸部扁平上皮癌先進部における、SOX2,YAP1,CD44v7の免疫染色のtriple positiveは、予後と相関しており、実臨床においても予後予想因子として有用であると考えらえる。また、in vitro実験及びTCGAデータ解析結果から、SOX2,YAP1,KLF7は、今後治療ターゲットとなる可能性を秘めていると考えられた。
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