研究課題/領域番号 |
16K11260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小畑 亮 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80625434)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 観察研究 / 病的近視 / 生存分析 / パラメトリックモデル / 条件付き生存確率 / IPTW法 / 黄斑疾患 |
研究成果の概要 |
我々は難治性網膜黄斑疾患を対象とした観察研究における新規解析法の開発を試みた。病的近視合併新生血管黄斑症(myopic CNV)に着目した結果について一定の知見を得た。我々は本施設50症例の再発までの期間についてレトロスペクティブに解析した。その結果、再発までの期間を予測する明らかな予測因子は無いが、経時的な再発様式に興味深い特徴があることが示唆された。これは複数のパラメトリック分布モデルにより確認された。この知見はmyopic CNVの経過観察計画立案に寄与するだけでなく、本疾患の発症・再発の病態メカニズムを理解するさいにも参考となると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近視性CNVに対する診療においては、長期間にわたる定期経過観察を要し、患者側および施設側の負担が問題になっていた。しかしながら、その解決を試みた学術的検討は乏しかった。多数例の追加検証が必要ではあるものの、本研究で得られた、近視性CNVの再発期間に関する知見は経過観察計画立案に寄与すると考えられる。さらに、再発の時間的特性を確認することは、本疾患の発症・再発の病態メカニズムを理解するさいにも参考となると考えられた。
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