研究課題/領域番号 |
16K11261
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小林 顕 金沢大学, 医学系, 講師 (20303274)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 角膜移植 / DSAEK / DMEK / confocal microscopy / 光干渉断層計 / Endothelial keratoplasty / DMAEK / PDEK |
研究成果の概要 |
本研究において、DSAEK/DMEKにおける新しい挿入器具の開発に成功し、アシコ社から販売を開始した。本器具を使用することにより、DMEK手術時間が有意に短縮し、更に角膜内皮細胞に対する障害性が従来法よりも少なく、内皮細胞温存率が高いことが判明した。また、DMEKにおける上皮を温存する有用性について、OCTと共焦点顕微鏡を用いた新たな研究を開始した。具体的には、術中に角膜上皮を温存したほうが、術後の角膜厚が正常に近く、更に角膜神経が温存されるデータが蓄積されつつある。更に、confocal microscopyを用いた角膜内皮移植後のデータは順調にそろいつつあり解析中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これらの結果から考えられる意義は以下の通りである。(1)DMEK/DMAEK/PDEKにおいては、DSAEKに比較して良好な視力が得られるが、それらは、上皮下混濁、層間混濁、層間沈着物などが少ないことが関与している可能性が推測された。また、術後視機能と層間混濁の関連性が明らかになった。これらの結果は、どの角膜内皮移植が最適な術式であるかを決める参考となる。(2)DMEK/DMAEK/PDEK専用器具が開発されたことにより、より安全な術式となり、日本国内のみならず、アジアを含めた世界的に普及が期待される。
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