研究課題
基盤研究(C)
本研究は茨城県筑西市において行われた眼科疫学研究である。本研究には約一万人の筑西市住民に参加いただいた。本研究では本検診参加者の屈折度数測定、眼圧測定、角膜内皮細胞数測定、前房深度ならびに眼軸長測定、光干渉断層計を用いた網膜厚測定と眼科疾患スクリーニング、眼底写真による眼科疾患スクリーニングを行なった。その結果、近視眼では角膜内皮形状不良が有意に多いこと、糖尿病患者では眼圧が高値であること、黄斑上膜と網膜神経線維束欠損が合併する率が高いこと、眼圧と近視が関連していることを明らかにした。
本研究では近視眼では角膜内皮形状不良が有意に多いこと、糖尿病患者では眼圧が高値であること、黄斑上膜と網膜神経線維束欠損が合併する率が高いこと、眼圧と近視が関連していることを明らかにした。本研究で眼科疾患がそれぞれ複雑に関与していることを住民ベースで証明できたと考えている。近視は日本が直面している、予防可能とわかりつつある大きな問題である。本研究は眼圧が上がることにより近視が進行する可能性、近視のリスクや近視に伴い生じるリスクを証明できたと考えている。
すべて 2021 2020 2019
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 4件)
Scientific Reports
巻: 11 号: 1
10.1038/s41598-021-85617-4
120007132372
Sci Rep
巻: 10 号: 1 ページ: 5355-5355
10.1038/s41598-020-62135-3
120007144780
巻: 10 号: 1 ページ: 779-779
10.1038/s41598-019-57260-7
120007133035
J Cli Med
巻: 8 号: 11 ページ: 1788-1788
10.3390/jcm8111788
120007133033