研究課題/領域番号 |
16K11283
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
村田 敏規 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (50253406)
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研究分担者 |
平野 隆雄 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (90735151)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 糖尿病網膜症 / 糖尿病 / 糖尿病合併症 / 糖化終末産物 / 水晶体 / 白内障 / AGE reader / 細小血管障害 / 糖尿病黄斑浮腫 / 自発蛍光 |
研究成果の概要 |
眼球内の組織である水晶体の糖化終末産物advanced glycation end products (AGEs)を、特異的な波長の蛍光強度から測定するClear Pathで測定した糖尿病網膜症患者56人において、糖化終末産物量を計測して、糖尿病網膜症の重症度との相関を検討した。重症度としては、眼底所見のみで分類可能である国際分類の6段階を使用した。本研究期間では、糖尿病網膜症の病期進行と水晶体の糖化終末産物濃度の相関は、傾向は見られたが統計学的有意差は証明できていない。原因として、それぞれの病期の患者数が少ないことが原因であると考えている。今後症例数を増やして検討を続けたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病網膜症は勤労世代の失明原因の首位であり、全世代での視力障害の3位である。つまり、糖尿病患者の自立した生活能力を失うきっかけとなりうる合併症である。視力低下は運転免許の喪失をはじめとして社会生活をおくる能力を奪い、失職など糖尿病患者のquality of lifeを著しく低下させる原因となる。その一方で、厳格な血糖コントロールは糖尿病網膜症の発症を著しく低下させる効果があることが知られている。糖尿病の早期診断と早期治療が糖尿病患者に供与できる効果は多大である。本研究が完成すれば、眼科医が不在でも、早期発見を可能とするスクリーニング検査としての利用が期待される。
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