研究課題/領域番号 |
16K11301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
川島 素子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (00327610)
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研究協力者 |
佐野 こころ
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 涙液分泌 / 環境因子 / ストレス / ドライアイ / うつ / 豊かな環境 / 涙腺 / BDNF / 涙液 / 眼科 |
研究成果の概要 |
マウスにストレス負荷を与えると涙液量が減少することを発見した。さらに、豊かな環境」にいるとストレスによる涙液量減少が見られないこと、またストレスによって減少した涙液量は「豊かな環境」に移すことで回復が早くなることを発見した。さらに、ストレス負荷をした時、通常環境下では脳の 脳由来神経栄養因子(BDNF)の 発現量が減少するのに対し、「豊かな環境」飼育下では発現量の減少は見られなかった。また、BDNF の発現量を抑えたモデルマウスでは涙液量が減少することを発見した。これらの結果より、環境因子によって涙液量は変化し、涙液量の分泌制御には脳の BDNF が関与している可能性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ドライアイは眼局所の疾患と考えられているが、環境因子によって涙液量は変化し、涙液量の分泌制御には脳の BDNF が関与している可能性が明らかになったことにより、今後は、眼局所のみならず、全身の関与を考えたアプローチ、環境因子による制御が可能になる意義がある。
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