研究課題/領域番号 |
16K11304
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
後藤 浩 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (10201500)
|
研究分担者 |
臼井 嘉彦 東京医科大学, 医学部, 講師 (50408142)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 眼悪性腫瘍 / IgG4関連眼疾患 / ぶどう膜悪性黒色腫 / 眼窩悪性リンパ腫 / 次世代シークエンサー / 網羅的検索 / 悪性リンパ腫 / 遺伝子 / ゲノム / 細胞組織 |
研究成果の概要 |
結膜やぶどう膜組織に発生する悪性黒色腫や眼内および眼付属器に生じる悪性リンパ腫は生命予後を脅かす疾患である。研究代表者の施設は眼部悪性腫瘍を診療する機会が非常に多い特徴を生かし、眼部悪性腫瘍に対する包括的かつ網羅的なゲノム解析を行った。次世代シークエンサーで解析を行っている眼窩悪性リンパ腫、IgG4関連眼疾患、ぶどう膜悪性黒色腫、眼内リンパ腫を中心に新しい遺伝子異常をみつけることができ、発癌メカニズムの詳細な解明、新たなバイオマーカーの探索、臨床経過との相関(生命予後予測や治療効果判定)と、得られた結果を統合し、個別治療の確立につなげる足掛かりとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
稀少疾患であるが故に本邦では同様の研究はほとんど行われていない。一方、欧米での報告が必ずしも日本人にも当てはまるとは限らず、本邦における独自の検証が必要である。当院は全国で最も眼部悪性腫瘍症例の多い施設のひとつであり、我々は生命予後や診断や再発の新規バイオマーカーになり得るゲノムの網羅的検索を行う責務があると考えている。また、ゲノムの包括的解析を臨床情報と組み合わせることで、発癌経路の解明へと発展していくことも期待される。ゲノムワイドに眼部悪性腫瘍の病態が解明されることで、個々の症例に有用な検査や治療を選択することが可能となれば、医療費の削減効果も期待される。
|