研究課題/領域番号 |
16K11305
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
本間 耕平 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任助教 (80462729)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヒトiPS細胞 / 網膜色素変性症 / ゲノム編集 / 網膜視細胞 / 疾患iPS細胞 / ノックイン / 移植・再生医療 / 遺伝学 / 再生医学 / 脳神経疾患 / 発生・分化 |
研究成果の概要 |
本研究では,これまでに既に作製された網膜色素変性症(RP)患者由来iPS細胞(RP1,RP9,PRPH2,RHOの変異株)を使用した。得られたRPのiPS細胞のラインのゲノムを抽出し遺伝子変異を確認した。これらのラインから分化させた桿体視細胞を選択的に標識するために、ゲノム編集によるノックインを行った。これによりGFPの蛍光で分化した視細胞が確認できる。この視細胞に分化した細胞をGFPで標識することができ、その後の遺伝子発現、機能解析を行うことが可能となった。この技術を用いて分化した蛍光タンパク質標識視細胞を比較することによって疾患メカニズムやドラッグスクリーニングを検討することができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
網膜色素変性症や加齢黄斑変性症などの視細胞変性疾患は,緑内障,糖尿病網膜症に次いで日本国内の主要な失明原因となっている(厚生労働省資料)。これらの視細胞変性疾患では、様々な遺伝子の変異により、網膜で光を感受する視細胞が細胞死を引き起こすが、この細胞死のメカニズムについては、ほとんど明らかではない。本研究で作製された遺伝子改変のヒトiPS細胞のラインから分化したGFP陽性の視細胞を用いることによって、より詳細に細胞死のメカニズムを調べることができ、またGFPによるドラッグスクリーニングを検討することができるようになった。
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