研究課題/領域番号 |
16K11316
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
平岡 孝浩 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30359575)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 近視 / 高次収差 / コンタクトレンズ / 調節 / 視機能 / 眼軸長 / 眼科学 |
研究成果の概要 |
近視学童から得た臨床データを蓄積し,詳細な解析を行ったところ,高次収差成分と眼軸長伸長の密接な相関が確認された.これらの研究結果は論文化した(Hiraoka T, et al. Sci Rep. 2017). 上記の研究から得られた収差量を意図的に組み込んだ高次収差制御ソフトコンタクトレンズ(SCL)を作成した.ボランティア8名にこの試作SCLを装用させたところ,近見時の調節反応量が軽減することが確かめられた.また,調節微動も低下することが確認され,つまり調節負荷(眼精疲労)が減少するということが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一連の研究により,高次収差の増加が調節負荷の軽減を介して近視進行や眼軸長伸長に抑制的に働くというメカニズムの一部を証明することができた.この光学メカニズムを最大限に利用することにより,非常に有効な近視進行抑制法の臨床応用が実現できる可能性が広がり,将来的な病的近視や近視関連合併症の発生を減少させるという観点から,その医学的・社会的意義は極めて大きいと考えられる.
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