研究課題/領域番号 |
16K11328
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
橋爪 公平 岩手医科大学, 医学部, 特任准教授 (50407095)
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研究分担者 |
黒坂 大次郎 岩手医科大学, 医学部, 教授 (20215099)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 白内障 / 加齢性眼疾患 / 酸化ストレス / 抗酸化 / ポリフェノール / ステロイド / 加齢 |
研究成果の概要 |
ステロイド誘発鶏胚白内障モデルは、放卵後15日齢の受精卵にヒドロコルチゾンを投与することにより生じる白内障モデルである。このモデルを用いて、緑茶ポリフェノールとピクノジェノールの2つのポリフェノールが抗酸化作用によって水晶体混濁を抑制することを確認した。 ただし両者ともに、ヒドロコルチゾン投与後3時間、10時間、20時間後に投与する3回投与で水晶体混濁の抑制効果があったが、ヒドロコルチゾン投与の3時間前の単回投与では有意な水晶体混濁の抑制効果は得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では日本人に馴染みのある緑茶由来のポリフェノール、サプリメントにも用いられるフランス産松皮由来のピクノジェノールを用いて、白内障の抑制を確認することができた。このことにより、白内障の予防、白内障進行の抑制目的で、2つのポリフェノールが薬剤やサプルメントとして、あるいは取り入れるべき生活習慣となり得る可能性が示唆された。白内障は加齢によって誰にでも生じる疾患であるが、本研究がその予防に貢献できることによって、健やかな老後の生活、医療費や介護費用の抑制につながる。 白内障になる機序として酸化ストレスが考えられているが、本研究はそれを強く支持する研究となる。
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