研究課題/領域番号 |
16K11360
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 三重大学 (2017-2019) 東京大学 (2016) |
研究代表者 |
成島 三長 三重大学, 医学系研究科, 教授 (80431873)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 神経融合 / 軸索 / 機能再建 / イカ / 巨大軸索 / 神経 / 融合 / PEG / axonal fusion / 軸索輸送 / 再生 / マイクロサージャリー |
研究成果の概要 |
イカを用いて、巨大軸索クランプおよびクランプ解除・再疎通後の神経再結合を模した機能回復過程と軸索輸送変化を直視下に電気生理学的手法・蛍光イメージングを用いて形態学的・電気生理学的に軸索機能観察実験を行った。 活イカを新たな神経ブロック半身麻酔の開発と巨大軸索clamp 解除時間と機能回復までの時間とを計測し、機能回復のための最適時間を得た。Clamp時に軸索内へカルシウムの流入が示唆され、流入コントロールすることも軸索融合を行う上で重要であることが分かった。またGFPマウスを用いて、ミトコンドリアの軸索内輸送の観察を行い、コントロールデータを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究にて融合法開発のモデル動物の確立と今後の課題を見出すことができた。神経融合法を開発することでがん治療や外傷によって神経麻痺となった顔面や四肢の回復が自然で元の状態に近い状態へ回復させることが可能となる。今後electrofusion 法(電気的融合法)(Wiley InterdiscipRev Nanomed Nanobiotechnol. 2010;2(2):151-61)、PEG 法(化学的融合法)(J Neurocytol 2000 29(9):633-43)、HVJ 法(センダイウィルスエンベロープ法)の三種類を組み合わせ、最適な融合法を選定して治療に役立てる端緒を得た。
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