研究課題/領域番号 |
16K11373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
元村 尚嗣 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (30382188)
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研究分担者 |
羽多野 隆治 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (10382144)
八代 正和 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (60305638)
藤川 平四朗 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 病院講師 (80740373)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 悪性黒色腫 / 癌微小環境 / 癌関連線維芽細胞 / 皮膚悪性黒色腫 / 組織培養 / 移植学 |
研究成果の概要 |
本研究は、癌細胞の進展に深く関与するとされている癌微小環境、とりわけ微小環境中に存在する癌関連線維芽細胞に着目したものである。本研究の結果、癌関連線維芽細胞は、悪性黒色腫の進展、とりわけ細胞増殖能に対して促進的に作用していると考えられた。また、その作用は癌関連線維芽細胞から放出されるmacrophage inflammatory protein-3 beta (MIP3-β)を介した機序である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
進行期の悪性黒色腫に対する治療は、今日でも最も困難な挑戦の一つである。従来は有効性を示す抗がん剤もほとんど無かったが、近年は免疫チェックポイント阻害薬を初めとしたいくつかの分子標的薬が開発され、その予後も少しずつ改善されているが、まだその有効性は高いとは言えないのが現状である。今回の結果は、これまでとは異なった観点から悪性黒色腫の増殖機序の解明を行っており、新たな分子標的薬の開発につながる可能性があると我々は考えている。
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