研究課題/領域番号 |
16K11379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
矢澤 真樹 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (60327567)
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研究分担者 |
森 泰昌 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (00296708)
松原 由美子 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (70365427)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 再生医療 / 血小板 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
血小板には各種成長因子が多く含まれており、止血・凝固作用後の傷において、これらの成長因子が複合的に働き、創部の創傷治癒過程で大きな寄与をしていることが分かってきた。そこで自己細胞由来誘導性血小板を作製してパーソナル治療剤の開発に繋げる本研究を行った。自己細胞由来誘導性血小板は、創傷治癒に有効性を示すサイトカインを含有し、刺激による活性化能を有していた。免疫不全創傷治癒モデルマウスを用いてbFGFと比較した検討を行った。活性化した自己細胞由来誘導性血小板は、bFGF濃度が低くても、様々なサイトカインや成長因子の相互作用により、bFGF単体より創傷治癒効果が高いことが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
長い間、血小板の主な機能は、止血作用と凝固作用と考えられてきた。しかし近年の研究で、血小板には各種成長因子が多く含まれており、止血・凝固作用後の傷において、これらの成長因子が複合的に働き、創部の創傷治癒過程で大きな寄与をしていることが分かってきた。そこで自己組織から作成した血小板に凝固作用・止血作用があることを確認し、この血小板に含まれる成長因子の解析や創傷治癒効果の検討を行い、動物実験で創傷治癒効果を確認できた。自己細胞由来血小板から複数の成長因子を同時に安定して獲得することができる。パーソナル治療剤として利用できる可能性がある。
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