研究課題/領域番号 |
16K11409
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
金子 唯 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (50362372)
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研究分担者 |
高橋 毅 独立行政法人国立病院機構熊本医療センター(臨床研究部), 独立行政法人国立病院機構熊本医療センター(臨床研究部), 副院長 (20516140)
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研究協力者 |
原田 正公
櫻井 聖大
北田 真己
山田 周
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 頭部外傷 / バイオマーカー / 診断 / 頭部CT / GCS / GFAP / グリア / 神経膠細胞 |
研究成果の概要 |
血清GFAPは中枢神経傷害のバイオマーカーとして知られている.今回の研究で血清GFAPは頭部CTによる頭部外傷の診断と強い相関を示しており,これは他のバイオマーカー(pNF-H, H-FABP, NSE, S100B)を上回っていた.血清GFAPの臨床における頭部外傷の診断補助への有用性が示唆された. 将来的に血清GFAPは救急症例での頭部外傷に利用可能であり,また健診などでも有用と考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭部外傷の診断は,頭部CTの開発とともに格段の進歩を遂げたものの,依然見落とし・誤診などの問題が無くなっていない.診察・頭部CT以外に有用な診断方法の開発が検討されるべき領域であるが,今回,血液検査である血清GFAP測定の有用性が示唆された. 臨床現場での頭部外傷診断の補助に利用可能と考えられ,同病態の成績向上に寄与するものと考えられる.
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