研究課題/領域番号 |
16K11412
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
宮田 圭 札幌医科大学, 医学部, 講師 (80438051)
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研究分担者 |
長峯 隆 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10231490)
三國 信啓 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60314217)
臼井 桂子 札幌医科大学, 医学部, 講師 (60402872)
成松 英智 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70295343)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | PCAS / EEG / frequency / Voltage / pupil reflex response / 蘇生後脳症 / 脳波解析 / 脳・神経 / 神経科学 / 救命 / 臨床 / 電子デバイス・機器 |
研究成果の概要 |
心停止後昏睡患者の神経学的予後の評価時期は定まっていない。本研究では発症急性期における持続脳波測定での正常背景活動の回復が予後予測につながることを証明するために、心停止発症から72時間までの脳波所見の経時間変化を測定した。転帰良好の脳波所見の分類はACNS分類に基づきgrade 1-6に分類した。grade 1を背景活動の50%以上観察しうる正常脳波(ほぼ正常な脳波所見)と定義した。発症から24時間ー36時間以内に出現したgrade 1の脳波所見は感度は82%、特異度は94.4%で神経学的予後良好を予測した。発症36時間以内の正常脳波所見は神経学的転帰良好を予測しうることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心停止後の昏睡患者の神経学的予後の評価方法やその時期は定まっていない。脳波検査は脳機能のモニタリング評価方法として有用であるが、心原性心停止後どの時期に脳波検査を行うべきかについての推奨はなかった。本研究では発症から24時間ー36時間に測定した正常脳波の回復には感度、特異度共に高かった。本研究では発症24時間以降の早い時期に脳波検査を行うことが信頼性のおける予後予測の方法であることが明らかになった。
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