研究課題/領域番号 |
16K11429
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 兵庫県立尼崎総合医療センター(研究部) (2017-2019) 近畿大学 (2016) |
研究代表者 |
西内 辰也 兵庫県立尼崎総合医療センター(研究部), ER総合診療科, 医師 (60588804)
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研究分担者 |
平出 敦 近畿大学, IRセンター, 教授 (20199037)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 心肺蘇生 / AED / 学校 / 心停止 / マニュアル / 教職員 / 学校保健 / 危機管理マニュアル / シミュレーション / 病院外心停止 / 学校安全 / 医療緊急 / 救急搬送 / 救急活動記録 / 救急蘇生学 |
研究成果の概要 |
学校で発生しうる心停止事案には教職員らが協同して対応することが求められる。一方、これまでは個人スキルとしての心肺蘇生法の習得に重点が置かれ、チームアプローチとしての対応が不十分であった。本研究では、尼崎市教育委員会・消防局・兵庫県立尼崎総合医療センター合同で作成した「心停止を想定した課題発見型教育プログラム」を通じて、教職員自らが心停止への対応に関する課題を抽出するとともに改善点を見出し、医療緊急時対応指針を作成しうるかを検討した。結果、心停止を想定したシミュレーション形式の2時間のプログラムにより、実効的な対応指針を教職員らが作成しうることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦の学校の大半にはAEDが設置されている。心停止への対応にはこれらAEDを用いた心肺蘇生法の習得と実践が不可欠であるが、救命の連鎖をつなぐためには複数の教員らによる迅速かつ効果的な対処行動が要求される。各学校には心停止発生時のマニュアルがあるものの、その実効性についてシミュレーション等を通じて検証される機会はほぼ皆無である。我々は心停止を想定した課題発見型教育プログラムを作成し、学校での研修を通じて教職員自らが心停止発生時の対処行動における課題を発見・共有し、それをもとに各校の実情に応じた医療緊急事時対応マニュアルを教職員らが作成しうることを明らかにした。
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