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敗血症における男性予後改善の治療標的としてのIL-18の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 16K11431
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 救急医学
研究機関神戸大学 (2017-2018)
兵庫医科大学 (2016)

研究代表者

小谷 穣治  神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (80360270)

研究分担者 石川 倫子  兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40566121)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
キーワード性差 / 敗血症、 / 好中球 / Interleukin-18 / 肺傷害 / 敗血症 / IL-18 / インターロイキン18
研究成果の概要

1)敗血症急性期における内因性IL-18は雌性の生存に有利な役割を果たすことが生存率実験で示された。2)内因性IL-18はICAM-1 mRNA発現と血管内皮への好中球接着に雄KOでは促進的に、雌性では抑制的な役割を持つことが示された。雌でのこの働きは卵巣由来の女性ホルモンによるものではない可能性が示唆された。3)内因性IL-18は雄性ではNETs形成を促進するが、雌性では抑制し、この働きは卵巣由来の女性ホルモンによるものではない可能性が示唆された。4)内因性IL-18は女性ホルモンの少ない雌性においてエストロゲンレセプターの発現を促進する可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

敗血症などの重症病態において女性ホルモンが生存に有利に働くことは知られているが、その仕組みは複雑で、不明な点は多い。また、男性及び閉経後の女性においては女性ホルモンが少なく、生存に不利な条件と言える。本研究によって内因性のIL-18が女性の生存に大きな影響を及ぼす可能性が明らかとなり、性差による違いについて、新しい可能性を示唆することが出来た。また、女性ホルモンが減少した状態においても、女性ホルモンの感受性に何らかの影響を及ぼしている可能性があり、閉経後女性の予後改善などにも繋がる基礎データであると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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