研究課題/領域番号 |
16K11432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
永田 隆信 久留米大学, 医学部, 助教 (50535078)
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研究分担者 |
馬渡 一寿 久留米大学, 医学部, 助教 (00461434)
安川 秀雄 久留米大学, 医学部, 准教授 (60289361)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ischemic preconditioning / JAK-STAT signaling / SOCS3 / myocardial infarction / プレコンディショニング / JAK-STAT経路 / 心筋虚血再灌流障害 / ischemia reperfusion / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
我々は心筋虚血プレコンディショニングと心筋虚血再灌流障害におけるJAK-STAT経路の制御因子であるSOCS3の役割について研究を行っている。我々の研究結果では、心筋虚血プレコンディショニング後の心筋細胞でSTAT3の活性化を認め、JAK-STAT経路の活性化を確認する事ができた。また心筋虚血プレコンディショニング後に心筋虚血再灌流障害を加えても野生型マウスでは障害が抑制されており、心筋特異的SOCS3欠損マウスではさらに障害が抑制されていた。これは心筋特異的SOCS3欠損が心筋虚血プレコンディショニングの効果を増強し心筋虚血再灌流障害を抑制する事を示唆する結果であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後は臨床応用について検討をしている段階であるが、SOCS3を安全に効率よく心筋特異的に欠損または発現を低下されるには非常に高度な技術が必要であった。SOCS3遺伝子のShort hairpin RNA (shRNA)を各々4クローン入手し、それをPlatE細胞に遺伝子導入をする事によってshRNAのレトロウイルスを作成してこれをNIH3T3に感染させ安定発現株を作成した。これらをマウスに投与しSOCS3の発現を抑制する事は可能であったが、他臓器への影響が完全に無い事を証明できず、心筋以外にも作用している可能性があった。これについてはデリバリーシステムの再考が必要であり、現在検討中である。
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