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口腔悪性腫瘍の微小環境における癌関連線維芽細胞(CAF)と細胞外基質の役割

研究課題

研究課題/領域番号 16K11449
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関長崎大学

研究代表者

藤田 修一  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (00181355)

研究協力者 池田 通  
柴田 恭明  
鳴瀬 智史  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード口腔扁平上皮癌 / リンパ節転移 / 微小環境 / 細胞外基質 / 基質改変 / 免疫組織化学 / 扁平上皮癌 / リモデリング / LOX / MMP14 / S100A8 / TIMP1 / 多形腺腫由来癌 / 腺様嚢胞癌 / 粘表皮癌 / 多形腺腫 / LOXL2 / 口腔癌 / 癌関連線維芽細胞
研究成果の概要

頸部郭清術を行った口腔扁平上皮癌(OSCC)を対象として、ECM改変に関与するLOX, MT1-MMP, S100A8, TIMP-1の原発部やリンパ節での局在を免疫組織化学的に観察した。
原発部では、TIMP-1の実質細胞及び間質細胞での発現、LOX, MT1-MMPの実質細胞での発現がリンパ節転移と相関しており、リンパ節転移の予測に有用である。また、リンパ節では転移例でmarginal sinus histiocytosisが高頻度に形成され、ここに、LOX、MT1-MMP陽性マクロファージが有意に増加していた。これらの細胞はSCC細胞の定着しやすい微小環境を構築していることを示唆している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は口腔扁平上皮癌のリンパ節転移は原発部位での細胞外基質の改変と相関性があることを示している。従って、リンパ節転移のない段階での生検材料を用いて、LOX, MT1-MMP, TIMP-1の発現を検査することによって、将来、転移するリスクが予想できる。また、転移にはリンパ節の周辺洞での細胞外基質の改変が関連していることが示唆されたことから、周辺洞でのマクロファージのLOXやMT1-MMPの発現を抑制したり、LOXやMT1-MMP陽性のマクロファージの流入を減少させることでリンパ節転移を予防できることが考えられる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 口腔扁平上皮癌のリンパ節転移における微小環境の形成 -基質改変因子免疫組織学解析-2018

    • 著者名/発表者名
      藤田 修一, 片瀬 直樹
    • 学会等名
      第59回 歯科基礎医学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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