研究課題/領域番号 |
16K11457
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
坂東 康彦 明海大学, 歯学部, 助教 (80735548)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | septoclast / 表皮型脂肪酸結合タンパク / 脂肪酸代謝 / レチノイン酸代謝 / 軟骨内骨化 / マウス / 表皮型脂肪酸結合タンパク(E-FABP) / 脂肪酸 / レチノイン酸 / 骨端板軟骨 |
研究成果の概要 |
septoclastは骨端板骨軟骨境界において表皮型脂肪酸結合タンパク(E-FABP)を発現し軟骨吸収に関与する。本研究において、レチノイン酸の過剰・欠乏マウスのseptoclastに軟骨吸収能の低下を示唆するアポトーシスや形態変化が生じることを見出した。レチノイン酸過剰における変化にはPPARbeta/delta、CRABP2、RARbetaが、欠乏ではCD-RAPが介することが分かった。この結果から、骨端板軟骨吸収に伴いseptoclast に吸収された骨端板内在性のレチノイン酸は、親和性のあるE-FABPを介してseptoclastの軟骨吸収の維持に重要な役割を果たすことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果はBando et al. Histochem. Cell Biol. (2017) 148:229-238で公表された。本研究では、これまでほとんど報告されていない、軟骨内骨化における骨端板軟骨吸収細胞のseptoclastの解析を行った。レチノイン酸の摂取とseptoclastの軟骨吸収能の関係が明らかになることによって、ビタミンA栄養異常と長管骨劣成長の原因解明の一助になることが期待できる。また、主に骨芽細胞と破骨細胞の相互作用という観点から研究されてきた軟骨内骨化の過程を、septoclastの関与という新たな細胞を含めた視点から解析することが今後期待できる。
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