研究課題/領域番号 |
16K11465
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
永野 恵司 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (60367620)
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研究協力者 |
村上 正洋
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | スピロヘータ / Treponema denticola / べん毛 / 付着 / 定着 / バイオフィルム / 歯周病 / 運動 / トレポネーマ / トレポネーマ・デンティコーラ |
研究成果の概要 |
口腔内に生息する細菌トレポネーマ・デンティコーラの3つのべん毛繊維構成タンパク質FlaB1、FlaB2およびFlaB3をコードする遺伝子の、それぞれ単独、およびすべての組み合わせの欠失変異株を作製した。3つ全部のflaB遺伝子欠損株は、べん毛繊維が消失したが、それ以外の変異株では、親株と同様のべん毛が観察された。運動性は、全flaB遺伝子欠損株は、消失したが、その他の変異株は、運動性が変化しない株、低下する株、向上する株が存在した。歯肉上皮細胞への付着は、菌株間での顕著な相違は認められず、運動性およびべん毛の有無は、宿主組織への定着に重要ではないことが示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔細菌トレポネーマ・デンティコーラは、歯周組織にバイオフィルムを形成して定着し、歯周病の発症や進行に強く関わる。また、歯周病が、糖尿病や動脈硬化症などの多くの全身性疾患に関連することから、本菌の生体内定着(感染)は、人類の健康に対して大きな脅威となっている。本研究では、歯周病の予防および治療法の開発を目的として、本菌の定着機構の解明を試みた。
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