研究課題/領域番号 |
16K11469
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
南部 隆之 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (80367903)
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研究分担者 |
真下 千穂 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (80368159)
王 宝禮 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (20213613)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | マイクロバイオーム / 硝酸還元菌 / 16S rRNA遺伝子 / 口腔細菌 / 硝酸還元 / 口腔細菌学 / 菌叢解析 |
研究成果の概要 |
ヒトの口腔には,唾液中に含まれる硝酸イオンを還元し,亜硝酸イオンや一酸化窒素を生成する細菌群(硝酸還元菌)が常在している.我々は,口腔の硝酸還元活性を支える細菌叢の解明を目指し解析を行った.硝酸塩溶液を用いたin vivo解析では,口腔内硝酸還元活性に明確な「個人差」が存在すること,全ゲノム解析では,硝酸代謝経路を明らかにした.また,細菌叢を培養することで,硝酸還元により生じたNOにより口腔細菌叢が大きく変動する可能性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,これまで「口腔の硝酸還元菌」とひと括りにされていた集団が,種やそれより細かい異なる活性をもつ単位の集合として見えてきた.現在,解析中であるが,主要な硝酸還元菌が特定できれば,今後の研究によりそれらを増やす(あるいは減らさない)戦略がとれるようになるばかりでなく,血圧調節,脳や心臓血管疾患,II型糖尿病,齲蝕,歯周病などとの関係を探るモデル系を構築することが可能となるはずである.
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