研究課題/領域番号 |
16K11476
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
服部 高子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (00228488)
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研究分担者 |
久保田 聡 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (90221936)
西田 崇 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (30322233)
高江洲 かずみ (河田かずみ) 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (10457228)
池亀 美華 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (70282986)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | メラトニン / AANAT / 概日リズム / 軟骨細胞 / メラトニン受容体 / BMAL1 / PER1 / 骨格成長 / 細胞増殖 / mass spectrometry / Bmal1 / chondrocytes / melatonin / rhythmic expression / PTHrP / IHH / Cell growth / circadian rhythm / cell growth / 軟骨組織 / 成長 / 内軟骨性骨形成 |
研究成果の概要 |
本研究により、メラトニン受容体MT-1, MT-2が軟骨組織に発現していること、メラトニン添加により軟骨細胞の増殖が促進されること、また、MT-1, MT-2のアンタゴニストの添加によりその効果が消失すること、メラトニンの長期投与により軟骨細胞の分化マーカー遺伝子の発現が促進される一方で、肥大化のマーカー遺伝子の発現は抑制されること、さらに軟骨細胞がメラトニン合成酵素を発現しており、メラトニン産生は質量分析解析で確かめられたこと、メラトニン合成酵素および受容体遺伝子は概日リズムを持った発現をし、メラトニン投与によってメラトニン合成酵素遺伝子および受容体遺伝子は早い誘導を受けることを明らかにした
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
網膜からの光刺激を受けて松果体より概日リズムを示しながら合成、分泌されるメラトニンが、軟骨細胞自身の概日リズムを持ったメラトニン合成を誘導し、その合成されたメラトニンが軟骨細胞における概日リズムを中枢のリズムと同調させ、軟骨細胞の増殖促進、肥大化抑制、軟骨基質の合成促進を行うことを明らかにした。「寝る子は育つ」とは、夜間にメラトニンが内軟骨性骨形成を促進することを示す最初の報告である。
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