研究課題/領域番号 |
16K11486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 奥羽大学 |
研究代表者 |
鈴木 恵子 奥羽大学, 歯学部, 教授 (50119187)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 炎症性骨破壊 / イメージング / 骨代謝 / ビスホスホネート / アントシアニン / 抗酸化 / 骨粗鬆症 / 抗酸化作用 / 骨代謝疾患治療薬 / 病的骨吸収 / 骨代謝治療薬 |
研究成果の概要 |
骨粗鬆症や歯周病での炎症性骨破壊は、加齢にともなって発症する骨代謝疾患であり、酸化ストレスが病態に大きく関与することが知られている。本研究で骨代謝疾患治療薬としての有効性を検討した新規ビスホスホネートMPMBPと植物由来成分であるアントシアニンは、いずれも強い抗酸化作用をもつ化合物であり、骨吸収抑制作用のみならず骨形成促進作用を発揮することで、新しい骨を造る治療薬として臨床応用できる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床現場で頻用されている第3世代ビスホスホネートは、強力な骨量増加作用をもつためにきわめて有用であるが、顎骨壊死・非定型大腿骨骨折などの重大な副作用が報告されている。本研究で新規開発を目指したMPMBPは抗酸化性側鎖をもつビスホスホネートであることから、NF-kappaB核移行抑制を介した骨芽細胞活性化により骨密度を上昇させるだけでなく、酸化ストレス軽減による骨質改善作用が認められた。すなわち、みずみずしく、しなやかな骨が形成されることが予想され、糖尿病や慢性腎不全患者にみられるような脆弱性骨折リスクをも減少させる全く新しいタイプの骨代謝疾患治療薬として臨床応用できる可能性が示唆された。
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