研究課題/領域番号 |
16K11495
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
平居 貴生 愛知学院大学, 薬学部, 准教授 (80389072)
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研究分担者 |
浜村 和紀 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (00422767)
近藤 久貴 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (40469002)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 時計遺伝子 / 骨代謝 / 生体分子 |
研究成果の概要 |
我々は、これまでの研究結果から骨代謝における概日時計制御系が果たす役割について検討した。特に、α1アドレナリン受容体アゴニストであるフェニレフリン投与による時計遺伝子の発現変動など、交感神経シグナルによる骨代謝制御における概日時計制御系の関与の可能性について検討を進めてきた。交感神経シグナルの標的分子として同定した時計遺伝子Nuclear Factor, Interleukin 3 Regulated/E4 Promoter-Binding Protein(Nfil3/E4BP4)の機能解析の結果、時計遺伝子Nfil3/E4BP4は骨リモデリングにおいて重要な役割を果たす可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、概日時計制御系による骨代謝制御の可能性が示唆されている。本研究は、時計遺伝子Nfil3/E4BP4の骨リモデリングにおける役割を明らかにするなど、体内時計と骨代謝を直接結びつける分子機構の一部を明らかにした。また、骨芽細胞におけるNfil3/E4BP4と時計遺伝子Bmal1, Rev-erbとの関連についても検討した結果、Nfil3/E4BP4はRev-erbによって負に制御されることが明らかとなった。これらの研究成果は時間薬理学の観点に基づいた新たな治療法や予防法の開発、時計遺伝子を標的とした骨粗鬆症に対する新たな治療理論の構築につながるものと期待される。
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