研究課題/領域番号 |
16K11498
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
渡邊 裕 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (00361709)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 核磁気共鳴画像 / コンピュータ断層撮影 / 下顎管 / 下歯槽神経脈管束 / 二分下顎管 / 融合画像 / CT/MRI融合画像 / 単純(非造影) / 高精細MRI / CT / 描出能 / 高精細 / MRI / 3次元 / VIBE / 単純 / 医療・福祉 / 歯学 / 放射線 |
研究成果の概要 |
本研究は、高精度な核磁気共鳴画像(MRI)を用いて、より詳細な解剖学的構造を描出できる 画像を歯科臨床へ応用していくことを目的として計画された。CT/MRI融合画像を作成することにより、下歯槽神経脈管束の描出能がCTよりも向上することを示し、その3次元的な位置関係が把握できることを示した。また、この結果は、造影剤を用いずとも、同等の能力を持つことを明らかとした。得られた結果については、学会発表と論文発表を行ない、広く周知することに務めた。また、これまで症例報告に留まっていた二分下顎管についての探索を行い、その全貌を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、これまで下顎管の描出にはCTが最適であるとの通念を打ち砕き、MRIの方がその検出率が高いことを明らかにした。さらに、CTとMRIの融合画像を用いることで、その3次元的な位置把握を可能にした。このことは、従来ではCTで下顎管が確認できない症例についても、その位置を特定することが可能にし、外科的処置を行う上で、より安全な医療を提供できる可能性が生まれたことを意味している。さらに、これまであまり全貌が明らかではなかった二分下顎管についての知見を提供することができた。今後も、本研究での手法を他部位に応用することで、画像診断の可能性を拡張できることを確信している。
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