研究課題/領域番号 |
16K11519
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
坂上 宏 明海大学, 歯学部, 教授 (50138484)
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研究分担者 |
杉田 義昭 城西大学, 薬学部, 教授 (20255029)
友村 美根子 明海大学, 総合教育センター, 教授 (30217559)
杉本 昌弘 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任教授 (30458963)
須永 克佳 城西大学, 薬学部, 准教授 (70236040)
高尾 浩一 城西大学, 薬学部, 准教授 (70337484)
植沢 芳広 明治薬科大学, 薬学部, 教授 (90322528)
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研究協力者 |
奥平 准之 明海大学, 歯学部, 助教 (10635585)
坂東 健二郎 明海大学, 歯学部, 講師 (50347093)
永井 純子 明治薬科大学, 薬学部, 助教 (50828142)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | クロモン環 / 腫瘍選択性 / 口腔扁平上皮癌細胞 / アポトーシス / 分子軌道解析 / 細胞周期 / カスパーゼ-3 / クロモン誘導体 / QSAR解析 / 3次元構造 / アポトーシス誘導能 / subG1 / スチリルクロモン / ピペリン酸エステル / オーロン / QSAR / 置換基 / 化学記述子 / 3-スチリルクロモン類 / ヒト口腔扁平上皮癌 / 選択毒性 / 有機合成 / 作用機序 / 副作用の緩和 |
研究成果の概要 |
多くの抗癌剤が高いケラチノサイト毒性を示した。新たに10グループ(計156化合物)のQSAR解析を行ったところ、クロモン誘導体の多くは、高い腫瘍選択性を与えること、2-(N-cyclicamino)chromonesに属する化合物5cは、ケラチノサイト毒性が低いこと、更に興味深いことに、アポトーシスを誘導しないことを突き止めた。今回の研究によりアポトーシス誘導能のない物質の中から副作用の少ない抗癌剤が創出できる可能性が示唆された。 正常肝細胞と比較し、ヒト肝がん由来細胞に対する高い傷害性、そしてCYP3A4及びP-gpに対して有意な阻害活性を示した。消化器系がんの治療薬としての可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、天然界に存在するポリフェノールは、腫瘍選択性がそれほど高くないことを発表してきた。クロモン環が、フラボノイドの基本骨格であるため、生体に馴染みやすい。今回の研究により、クロモン誘導体の多くは、比較的高い腫瘍選択性を有すると同時に、上皮系細胞に対する毒性が、従来の抗癌剤よりも格段弱という特徴を有することが明らかになった。また、クロモン誘導体は、薬物代謝酵素や、薬物排出トランスポーターを阻害した。そのため、副作用の少ない抗癌剤治療薬の開発への寄与が期待される。また、アポトーシス誘導能がない化合物でも高い腫瘍選択性を示すため、新しい抗がん作用のメカニズムを発見できる可能性がある。
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