研究課題/領域番号 |
16K11527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
小林 良喜 日本大学, 松戸歯学部, 助教 (10609085)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 自然リンパ球 / Innate lymphocyte cells / 歯周炎モデルマウス / 歯周病モデルマウス / 口腔免疫 / Innate Lymphocyte Cell / 歯周炎 / Innate Lymphoid Cell |
研究成果の概要 |
歯周疾患は歯周病原性最近と宿主細胞との相互作用により歯周組織の破壊が引き起こされる慢性炎症性疾患であり、生体は細菌に対する防御反応として様々な免疫応答を有している。近年、自然免疫系に関わる新たな細胞群として自然リンパ球(Innate lymphocytes cells; ILCs)が報告された。ILCsは抗菌応答、炎症応答や組織修復に関わることが報告されていることから、歯周病原性細菌による歯周炎の誘発と慢性化に至る機序についてILCsの関わりを細胞および分子レベルで検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歯周病原性細菌と宿主細胞間の相互作用である免疫応答は自然免疫系と獲得免疫系に二分されているが、境界は不明瞭となり自然免疫系に関わる新たな細胞群として自然リンパ球 (Innate lymphocytes cells; ILCs) がある。ILCsは腸管上皮細胞の修飾作用により免疫応答や常在菌叢へ働きかけることで腸内環境での有用性が下部消化器系を中心に多数報告されている。本研究は、口腔内(歯周組織)に局在するILCsの同定・解析することはILCsの役割の解明だけでなく、歯周疾患に対する予防法・治療法の解明につながることが期待できる。
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