研究課題/領域番号 |
16K11536
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学・歯科放射線学
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
湯浅 賢治 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (40136510)
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研究分担者 |
香川 豊宏 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (00258592)
三輪 邦弘 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (10136509)
筑井 朋子 (白石朋子) 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (80580472)
吉田 祥子 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (90780635)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | oral cancer / cevical adnopathy / ultrasound / CT / MRI / 口腔癌 / 超音波検査 / 頸部リンパ節転移 / 悪性リンパ腫 / 頸部転移リンパ節 / 頸部リンパ節 / 悪性腫瘍 |
研究成果の概要 |
従来のリンパ節転移の超音波診断基準の診断能を検証したところ、偽陽性率が高く、shear wave elastograpy(SWE)の所見を加味する必要性が示唆された。SWEでのリンパ節の硬さの定量値は転移リンパ節の方が有意に硬く、その鑑別能は非常に高かった。悪性リンパ腫とリンパ節炎との鑑別を定量的に行うための指標vascular index、scatter indexは両者の鑑別に有用であった。なお、均一な造影所見を呈するCT、MRI所見とADC値は両者の鑑別に有用であった。口腔癌患者の経過観察時の超音波検査の適切な検査間隔は少なくとも術後1年間は、1ヶ月間隔であるとの結論を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
口腔癌患者において、ステージ分類に関わる頸部リンパ節転移を的確に検出することおよび術後の経過観察中の後発転移を早期に検出することは患者の予後に大きく反映する。その頸部リンパ節転移検出において重要な役割を担うのは超音波検査、CT、MRI等の画像診断である。本研究は、頸部リンパ節転移を超音波診断を中心とした画像診断基準の診断能の向上を目指す研究であるとともに、悪性リンパ腫と炎症性リンパ節腫大との鑑別を正確に行うための診断基準を作成するものであり、社会的意義は大きい。また、最新の画像診断技術を用いた診断基準の作成は学術的意義も大きい。
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