研究課題/領域番号 |
16K11553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
菅 俊行 徳島大学, 病院, 講師 (60243713)
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研究分担者 |
細川 育子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (50707908)
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研究協力者 |
石川 邦夫 九州大学, 大学院歯学研究院, 教授 (90202952)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | フッ化ジアミンシリケート / フッ化ジアンミン銀 / フッ素 / う蝕 / 抗菌成分 / 塩化セチルピリジニウム / 歯学 / 齲蝕 / ハイドロキシアパタイト |
研究成果の概要 |
現在、齲蝕進行抑制剤および象牙質知覚過敏症治療剤として使用されているフッ化ジアンミン銀(商品名:サホライド)は、塗布後に歯質の黒変が起こることから、その使用は主に乳歯に限定されている。そこで、歯質変色を起こさないフッ化ジアミンシリケート溶液に各種抗菌成分を添加して、根面齲蝕予防剤へ臨床応用可能かどうか評価を行った。その結果、抗菌成分を添加したフッ化ジアミンシリケート溶液は根面齲蝕予防および進行抑制剤として臨床応用できる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学童期におけるむし歯は減少傾向にあるが、中高年以降に歯の根の表面に発生する根面齲蝕(歯の根のむし歯)は増加傾向にある。むし歯の進行抑制剤としてはサホライド(商品名)が販売されて用いられているが、塗布すると歯が黒色に変色するため、永久歯には多用することが困難である。そこで歯の変色を起こさないフッ化ジアミンシリケート溶液を作製し、それに抗菌成分を添加することにより抗菌作用を持たせた抗菌性フッ化ジアミンシリケート溶液を調製した。抗菌性フッ化ジアミンシリケート溶液はフッ素の持つむし歯予防効果を減少させることがないことから、新しいむし歯予防剤として臨床応用できる可能性が示された。
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