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歯根端切除後の周囲組織の治癒を促す神経ペプチドの同定

研究課題

研究課題/領域番号 16K11556
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 保存治療系歯学
研究機関九州大学

研究代表者

橋口 勇  九州大学, 歯学研究院, 准助教 (10150476)

研究分担者 前田 英史  九州大学, 歯学研究院, 教授 (10284514)
濱野 さゆり  九州大学, 歯学研究院, 助教 (40757978)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード歯根尖切除 / 神経線維 / 骨修復 / 血管新生 / 歯根端切除 / CGRP / 骨形成 / 歯根切除 / 歯根膜 / 歯学 / 神経ペプチド
研究成果の概要

ラットの下顎右側第一臼歯の頬側根根尖に骨窩洞を形成し歯根端切除を行った群においては、処置によって切断された神経線維は発芽伸長するが、その局在は骨窩洞周囲に限局しており骨窩洞内への伸展は見られなかった。一方、ラミニン陽性の血管と思われる筒状の構造物は骨窩洞内や幼若な新生骨の近傍に見られ、また骨の成熟後も骨の周囲に存在していた。これらの結果から、この実験系においては神経線維と骨形成の間に密接な関連は認められず、新生血管が深く修復に関与していることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

難治性根尖性歯周炎の治療法の一つである歯根尖切除術後に生じる骨の形成添加等の治癒に、ペプチド含有神経線維が直接的関わっているという所見を得ることはできなかった。今回の系では、ラミニン陽性の血管が骨の形成添加時に骨窩洞内に認められたことから、骨修復には血管新生が重要な役割を担っていることが示唆された。このことから、歯根尖切除術の際にはVEGF(vascular endothelial growth factor)のような血管新生を促進する薬理作用を有する薬剤の応用がより速やかな治癒へとつながる可能性が考えられる。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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