研究課題/領域番号 |
16K11564
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
黒川 弘康 日本大学, 歯学部, 准教授 (10291709)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 酸蝕歯 / 自己集合性ペプチドP11-4 / 脱灰抑制 / 再石灰化 / 自己集合性ペプチド / 弾性率 / ペプチドP11-4 / 酸蝕歯予防 |
研究成果の概要 |
酸蝕歯に有効な非侵襲的予防法を確立することを目的として、細胞培養において播種細胞の足場として用いられているペプチドP11-4に着目し、これを酸蝕歯モデルに適用した際の状態変化を、超音波透過法および光干渉断層画像法を用いて検討した。その結果、ペプチドP11-4は歯質の表層および内部構造に変化を及ぼすことで、脱灰抑制ならびに再石灰化促進効果を有することが明らかとなり、酸蝕歯の予防に応用可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酸蝕歯は食生活習慣の変化などによって顕著化した第3の硬組織疾患とされているが、その予防法については確立されていないのが現状である。ペプチドP11-4は、低いpH環境下でカルシウムイオンを吸着するための足場となることが判明しており、酸蝕が進行する口腔内環境でこそ、歯質の脱灰抑制、再石灰化効果を発揮する可能性がある。本研究の結果はこれを裏付けるものであり、ペプチドP11-4が酸蝕歯の予防に有効であることが示された。
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